ゴルフのスイングにおける大事な身体の動き

こんにちは!

歳を重ねゴルフをできるようになりたいと最近始めたARROWs代表ですが、ゴルフって難しいですね。

技術面がまだまだ素人なので伝えることはできませんがトレーナーとしてゴルフにおける身体の使い方などをあくまでトレーナー目線で考えてみました!

今回はそんなゴルフでの身体の動きについてご紹介します!

ゴルフのスイング動作とは

まずスイングにおいてどのような動作が身体では起きているのか。

簡潔には身体の回旋運動がメインになります。
これは見ての通りだと思います。
その上で力をうまく連動させながら遠心力も利用しインパクトの瞬間にパワーを発揮することが一連の中で起きています。

ではまず必要なことは構えたときに姿勢が取れること、そして回旋する身体であること、そしてパワーを発揮すること(力をうまくボールに伝えること)、その動きの中で体幹は安定させること、これができる身体にしなければいけません。

これらを解剖学、運動学の観点から見ていきましょう!

大事な動きは胸椎と股関節

ではまず姿勢についてですが、ほとんどのスポーツにおいて背筋は丸まらないこと。特に猫背にはならないことです。

身体の構造上背筋が丸々と身体の可動域は低下します。特に回旋動作はほとんどできなくなります。
試しに座った状態で背筋を伸ばして回旋させながら後ろを見ようとするのと、猫背の状態で同じように回旋させて後ろを見ようとするのとでは景色が全然違うと思います。

ゴルフにおいては構えた時に少し前傾にはなりますが決して猫背にはなりません。
前傾するためには股関節から身体を倒します。

つまりまずは正しい背筋の姿勢を作ることから始まります!
普段から姿勢が悪い人はスイングにおける可動域も低下してしまいます。

次に回旋動作について。

回旋動作は野球のスイングなどでもよく腰を回すという表現を使われますが、本来の腰はほとんど回旋しません
身体における回旋動作を生み出しているのは胸椎と股関節です。さらに付け加えるなら足首もです!

まず胸椎についてですが、胸椎とは24個の骨で連なっている背骨の上から8個目から19個目までの12個の骨を指します。これが場所としては胸あたりになります。
胸椎は可動性に優れておりここの動きを出すエクササイズはスポーツに関わらず日常生活においても大事なところです。

そして胸椎の下に続く5つの骨が腰椎です。腰椎は動きを得意とはしていません。
先ほどのチェック同様に座った状態で捻るように回旋させた時に胸は正面から40度ほど向きが変わると思いますが、へそは前を向いたままです。
これが腰は回旋しないということです。

そして股関節も回旋動作には大きく関与しています。
股関節は骨盤と大腿骨(太ももの骨)とが関節をなしています。
脚は付け根から結構自由に動かせると思います。股関節は動きが大きな関節なのです。

脚が大きく動くことを確認しようとすると地面から離してぐるぐると動かせることを実感すると思いますが、ゴルフにおいては脚は地面に固定した状態になります。
脚は固定させるということは動きを実感するには骨盤の動きになります。
回旋動作においては骨盤が動く感じで回旋します。

この股関節の回旋と胸椎の回旋で身体全体の回旋動作が起きるのです。

そして最初に姿勢のところでも書いたように、姿勢が乱れるとこの回旋の可動域は低下します。
するとどうなるかというと、無理やり腰を反らしたり手打ちになったりしてしまいます。

そして回旋の力と遠心力を利用してボールに対して力を伝えます。
回旋までは先ほど説明した通り身体の構造や柔軟性によって生み出します。
そしてここからは力の発揮です。

じゃあトレーニング的には筋トレをすればいいのかというと半分正解で半分間違いです。
力の発揮なのですがゴルフのスイングにおいてはかなり瞬発的な力が必要です。
つまりスピードがポイントになります。
いわゆる筋トレではこのスピードがおろそかになってしまいます。
「パワー=力×スピード」という公式がありますが、ここではスピードという要素を考慮したパワートレーニングが重要になってくるということです。

そして全体を通して乱れないための安定した体幹も必要になります。
体幹を鍛えるとなるとイメージとしてはうつ伏せで肘とつま先で身体を一直線にキープするプランクをイメージされると思います。
これも大事な体幹トレーニングですが、プレーするにあたっては不十分です。
なぜならキープして動かないなんてことはないからです。
体幹を安定させながら動かすというトレーニングは必要になります。

これらを兼ねそろえることができてゴルフのスイングができる状態の身体に仕上げることができます。
その状態の身体でスキルが上乗せされてプレーで発揮することができます!

まとめ

ゴルフのスイングにおいて重要なのは、
・胸椎と股関節の可動性
・パワー(力×スピード)の発揮
・体幹を安定させて動かせること

これらはトレーニングで鍛えることができます!
これはパフォーマンスアップでもありますし、怪我の予防にもつながります!

そして実践的にスキルを磨いていけば上達のスピードも格段に上がるでしょう!

大阪江坂パーソナルコンディショニングジム
ARROWs
代表 西川朋希
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