【HOPS】アスレティックトレーナーの評価

こんにちは!

今回はアスレティックトレーナーの評価の基本であるHOPSについてご紹介します!

そもそもアスレティックトレーナーとはスポーツ現場が主な活躍の場であります。
スポーツなどにおいて怪我などが発生した場合に1番に駆けつけて状況を把握しなければいけません。
その際に使われるのがHOPSという評価方法です。

しかし一般の方においても怪我や身体の不調などに応用することも可能です!

アスレティックトレーナーの詳しい説明はコチラ

HOPSとは

HOPSとは問診(history)、視診(observation)、触診(palpation)、スペシャルテスト(special test)の英語の頭文字をとってできたものです。

HOPSはアスレティックトレーナーが評価において情報収集をすすめる基本手段とされています。
特に外傷障害を有する場合の検査・測定と評価において活用されることが多いです。

ではそれぞれについて詳しく説明していきます。

問診(history)

問診では、既往歴、および症状などの現病歴と外傷障害の発生機序につつながる情報を収集します。
また競技者がおかれた状況なども掌握し、競技者をサポートする環境の掌握にも努めます。
問診により様々な病態の推測につながる情報を収集することができます。

視診(observation)

視診では形態の分析とともに動作の分析を行います。
健側がが存在する場合には左右差を観察することで、競技者がかかえる問題の緒を見つけることができる場合もあります。
また外傷障害と関連がみられる動作などの観察から、身体機能障害の要因となっている状況を推測することができます。

触診(palpation)

触診では、必要な身体形態のランドマークを基準に触診を進めます。
圧痛点、緊張感、腫脹、熱感を評価します。
実際に見ている部位を触診することで多くの情報を得ることができます。
触診部位の解剖学構造を説明できる必要があります。

スペシャルテスト(special test)

一般的に整形外科学的テストと定義されることが多いです。
外傷障害の特徴をより正確に推測するプロセスです。
身体組成構造へのストレステストなど、損傷部位などの特定、確定診断につながる情報を得ます。
確定診断はスポーツドクターにおいてなされますが、アスレティックトレーナーにおいても、これらのお知識をもち多様なスペシャルテストの意義を掌握しアスレティックトレーナーの業務に活用します。

まとめ

これらの検査・測定を活用し評価をすすめいくことがアスレティックトレーナーとして基本のHOPSです。
検査測定を実施する状況が外傷障害に対するものであるのか、あるいはコンディショニング状況を掌握するものであるのか、あるいは競技力向上や外傷障害の予防を目的としたウィークポイントの掌握であるのかという目的の相違により、検査・測定と評価の内容が異なることはあります。
しかしその一連のプロセスに大きな相違はありません。
機能評価に必要な検査測定の目的と意義その手法を習得し、必要に応じていつでも実施できるように準備しておく必要があります。

最後に、トレーナーとして検査や評価を行いますが診断をすることはできません。
診断ができるのは医者だけです。
そのため「骨折です。」といった言い方はしてはいけません。トレーナーとしてすべきことは「骨折かもしれないので病院に行きましょう。」と言うことです。

専門的な話になってしまいましたが何かの役に立てばと思います!

大阪江坂パーソナルコンディショニングジム
ARROWs
代表 西川朋希
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