コーディネーショントレーニング〜ジュニアも高齢者も!〜

こんにちは!

トレーニングというのは老若男女誰にでもやってほしいものです!
どの世代がやるのか、どのグレードの人がやるのか(アスリートやアマチュアや主婦のダイエットやボディメイクetc.)、なにを目的としてやるのか。
様々な方がトレーニングに取り組んでいるし、取り組もうとしている人もいると思います!

その中で何をすればいいのか、どんなことをすればいいのか、今やSNSなどでたくさんの情報が溢れています。
目的に対して何をどのようにどれくらいやるのかというのは無限にあります!

そのなかでも今回は「コーディネーショントレーニング」というものをご紹介します!

身体の使い方がうまい子や選手っていますよね?
このように自分の身体を思い通りに動かすという能力を鍛えるのがコーディネーショントレーニングです!
実はこれアスリート以外の方にもオススメのトレーニングなのです!

コーディネーショントレーニングとは

一般的に、ボールさばきがうまい、身のこなしがうまいなど、複雑な運動に対して自分の思い通りに身体を動かすことができることを、コーディネーション能力が高いと言われます。
これらの能力を総合的に高めようとするのがコーディネーショントレーニングであり、競技者のスキル向上のためのトレーニングとして始まり、ヨーロッパなどで盛んに行われているスポーツのためのトレーニングを意味しています。

コーディネーショントレーニングは、さまざまな情報を目や耳など五感で察知し、脳がそれを瞬時い、認識、処理、判断して、具体的に筋肉を動かすといった一連の過程をスムーズに行う能力を高めてくれます。
その一連の流れをスムーズにできるようになることが、運動を巧みに行えるようにする。つまり脳から筋肉までの神経回路を作るのが重要で、そのため、神経系の発達が著しい子供の時期にコーディネーショントレーニングを行うことが重要視されています。
もちろんそれらの時期を過ぎた後でもトレーニング効果はあるため、成人してからでも重要視したいトレーニングでもあります。

さらに脳の活性化老化の防止などにも役立つことがわかってきており、高齢者に対しても非常に有効なトレーニングとされています。

スポーツパフォーマンスの改善だけでなく、効率よく動くことが可能になれば、怪我の予防にもつながることが期待できます!

コーディネーショントレーニングの7つの能力

コーディネーション能力は日本には「調整力」といった形で普及し、いくつかの分類がなされてきました。
しかし現在では、基本的には7つの能力(定位変換リズム反応バランス連結識別)に分類されています。

定位能力

位置関係を把握する能力であり、空間認知能力ともいえます。
相手やボールネットとの距離感を把握し、自分の身体の位置を時間的、空間的に調節する能力です。

変換能力

動きを切り替える能力であり、歩いている状況から急激に方向転換する、相手をかわす、相手に対応するなど、状況の変化に応じて機敏に身体の動きを切り替える能力です。

リズム能力

動くリズムやタイミングをつかむ、または相手の真似をする能力です。

反応能力

予測できた、あるいはできなかった情報に対して素早く対応できる能力です。

バランス能力

空間や移動中における身体バランスを維持し、または崩れたバランスを素早く回復する能力です。

連結能力

身体全体を必要な動きに合わせて動かす能力です。
手や足など身体の各部位の力やスピードを調整する能力、手と足で行うそれぞれ別々な動きを効率よく行う能力でもあります。

識別能力

操作能力でもあり、ラケットやボールなどを、視覚情報と連結して上手に扱う能力です。

これらの能力は、それぞれが独立した能力ではなく、7つの能力が関連しあって、一連の動きを作り上げています。
もちろん高強度での運動動作を可能にするためには、このような神経系の要素だけでなく、筋力や持久力のエネルギー形の能力や筋肉や関節の可動性も重要となります。

コーディネーショントレーニング実施のポイント

コーディネーション能力を改善するためのトレーニングのポイントとしては、両側性複合性対応性不規則性変化性などがあります。

両側性

前に進んだら次は後ろ、右でできたら次は左、というように片側に偏らず行うことです。

複合性

足の運動に手を加えるなど、複数の動きを組み合わせることです。

対応性

バレーボールを使った運動をテニスボールで行ってみるなど、条件を変化させることです。

不規則性

合図をかえたり、フェイントをいれたり、意外性のある動きを意識して取り入れる、同じような動作の中でも与える刺激を変化させたりすることです。

変化性

1つ運動ができるまで行うのではなく、短時間で様々な運動へ取り組んでいくことです。

これらの特性を考慮しつつ、上記に示した7つの要素をバランスよく刺激してトレーニングを進めていきます。
すべてのトレーニングにおいて、コーディネーションの要素どれか1つのみが関与して遂行される種目はありません。
同じトレーニング種目においても、意識づけを変えることによって、強調される要素は変化をします。

まとめ

コーディネーショントレーニングとはさまざまな情報を目や耳など五感で察知し、脳がそれを瞬時い、認識、処理、判断して、具体的に筋肉を動かすといった一連の過程をスムーズに行う能力を高めてくれます。

これは神経系の発達が著しい子供におすすめですが、成人していても伸びる能力ですし、高齢者の老化防止にもつながることがわかっています。

定位、変換、リズム、反応、バランス、連結、識別といった7つの能力を意識し、トレーニングをプログラミングする際には両側性、複合性、対応性、不規則性、変化性といった要素を組み込んでいくことが重要となります。

ネットで調べればたくさん出てくると思いますし、慣れてくればオリジナルのコーディネーショントレーニングメニューを作ることもできます!

ぜひお試しあれ!!

大阪江坂パーソナルコンディショニングジム
ARROWs
代表 西川朋希
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