コーディネーショントレーニングとは?〜ジュニア世代を考える〜

こんにちは!

緊急事態宣言も解消されお仕事や学校も随時再開されていますね!
第2波が来ないように注意しながらも元どおりの日常に戻していかなければいけません。

学校は再開されつつあるのですが、部活動であったりスクールなどはまだまだ再開できていたりできていなかったりです。

ジュニア世代というのは成長も著しく、身体的にも変化が大きな年代になります。
そんな未来の星であるジュニア世代のトレーニングついて今回は「コーディネーショントレーニング」について解説したいと思います!

コーディネーショントレーニングとはなんなのか?
なぜジュニア世代にはコーディネーショントレーニングなのか?
などなど息子さん娘さんに有意義な情報をお伝えします!!

コーディネーショントレーニングとは?

まずコーディネーショントレーニングとはなんなのか?
聞いたことがない人がほとんどかもしれません。

日本スポーツ協会によると、
「一般的にボールさばきが上手い、身のこなしがよいなど、複雑な運動に対して自分の思い通りに身体を動かすことができることをコーディネーション能力が高いといわれる。」
とあります。

このようなコーディネーション能力を高めるためのトレーニングが「コーディネーショントレーニング」にあたります。

コーディネーショントレーニングの目的としては、
「様々な情報を目や耳など五感で察知し、脳がそれを瞬時に認識、処理、判断して、具体的に筋肉を動かすといった一連の過程をスムーズに行う能力を高める」ために行います。

つまり脳から筋肉までの神経回路を作るのが重要となります。

ではなぜジュニア世代においてコーディネーショントレーニングが重要なのか。

それはジュニア世代は神経系の発達が著しく向上するからです。
そのタイミングで神経回路を鍛えるコーディネーショントレーニングを行うことでコーディネーション能力を向上させることができます。
これはパフォーマンスの向上だけでなく、怪我の防止にも繋がる重要な要素になります。

もちろんジュニア世代でなくてもコーディネーショントレーニングは神経系の発達を促しくれるので、成人してからでも脳の活性化や老化の防止としても期待できます。

コーディネーションの7つの能力

コーディネーション能力といっても具体的になんなのか分かりにくいですよね。
これを分かりやすく7つの能力に分けて考えていくのが重要になります。
これらを独立して考えるのではなく7つがそれぞれ連携して一連の動きを作り上げます。

定位

定位能力とは、位置関係を把握する能力であり、空間認知能力ともいえます。
相手やボール、ネットとの距離感を把握し、自分の身体の位置を時間的、空間的に調節する能力です。

変換

変換能力とは、動きを切り替える能力であり、歩いている状況から急激に方向転化する、相手をかわす、相手に対応するなど、状況の変化に応じて機敏に身体の動きを切り替える能力です。

リズム

リズム能力とは、動くリズムやタイミングをつかむ、または相手の真似をする能力です。

反応

反応能力とは、予測できた、あるいはできなかった情報に対して素早く対応できる能力です。

バランス

バランス能力とは、空間や移動中における身体バランスを維持し、または崩れたバランスを素早く回復する能力です。

連結

連結能力とは、身体全体を必要な動きに合わせて動かす能力です。
手や脚など身体の各部位の力やスピードを調整する能力、手と脚で行うそれぞれ別な動きを効率よく行う能力でもあります。

識別

識別能力とは、操作能力でもあり、ラケットやボールなどを、視覚情報と連携して上手に扱う能力です。

コーディネーショントレーニングの4つのポイント

コーディネーションという能力は7つの要素が関連しあって上手に身体を動かすことができます。

そしてその能力を向上させるコーディネーショントレーニングを行うにあたっては4つのポイントがあります。

両側性

両側性とは、前に進んだら次は後ろ、右でできたら次は左、というように片側に偏らずに行うことです。

複合性

複合性とは、足の運動に手を加えるなど、複数の動きを組み合わせることです。

対応性

対応性とは、バレーボールを使った運動をテニスボールで行ってみるなど、条件を変化させることです。

不規則性

不規則性とは、合図を変えたり、フェイントを入れたり、急外性のある動きを意識して取り入れる、同じような動作の中でも与える刺激を変化させることです。

変化性

変化性とは、1つの運動をできるまで行うのではなく、短時間で様々な運動へ取り組んでいくことです。

まとめ

コーディネーショントレーニングとは自分の思い通りに身体を上手に動かすことができる能力です。
そして神経系が著しく発達するジュニア世代に行うことでコーディネーション能力の向上を期待することができます。
もちろん成人すると意味が無いかというとそんなことはなく、脳の活性化、老化の防止にもつながります。

コーディネーション能力には7つの要素と、トレーニングを行うにあたっての4つのポイントを押さえれば有意義なトレーニングを行うことができます!

ぜひ成長著しい息子さんや娘さんにコーディネーショントレーニングをさせてあげましょう!!
今後のスポーツにおいてもパフォーマンス向上、怪我の防止に繋がりますよ!

大阪江坂パーソナルコンディショニングジム
ARROWs
代表 西川朋希
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