有酸素性トレーニングの適応

こんにちは!

前回のブログでは無酸素運動についての適応(効果)についtえ細かく説明しました。
単純に筋肉が付く!だけではない様々な体内での反応があるということが分かったかと思います。

では今回は有酸素運動についての適応についてご紹介します!

有酸素性運動とは

無酸素運動とは筋トレやダッシュといった短時間で力を発揮するような運動であるとお伝えしました。

有酸素性運動はそれとは反対で、長時間の運動を指します。
長時間の運動はエネルギーを生成するにあたって酸素が使われます。
そのため有酸素運動と呼ばれます。

ダイエットを試みた方なら一度は聞いたことがあるかと思います。

有酸素性運動の様々な効果

有酸素運動では体内でどのような適応反応が起こるのか?

大きくは「心臓血管系・呼吸器系」、「筋」、「骨と結合組織」に分けて考えると分かりやすいかと思います。

心臓血管系・呼吸器系の適応

有酸素性運動によって

・心拍出量の最大値の増加
・1回拍出量の増加
・安静時、最大下運動時の心拍数の減少
・毛細血管の増加
・最大酸素摂取量の増加
などが挙げられます。

特に最大酸素摂取量の増加はパフォーマンスを最大限に高めるためには重要なポイントとなります。
最大酸素摂取量とは心肺系体力の指標としても広く使われており、いわゆる「体力がある」とか「スタミナがある」といったイメージになります。

また毛細血管の増加も様々な人に良い効果を生み出します。
血管に流れる血液と細胞で栄養や不純物のやり取り(代謝)を行うのですが、毛細血管が増加することによって代謝の向上が図れます。
また末端まで毛細血管が増加することによって冷え性の解消にもつながります。

筋の適応

筋肉では、

・トレーニングした筋肉の有酸素能力の向上
・グリコーゲン消費の抑制
・脂肪利用の促進
・乳酸除去速度の向上
・ミトコンドリアの増加
・筋肉の疲労遅延
・より少ないエネルギー消費で効率的な運動ができるように
などがあります。

まず有酸素運動といえばダイエットというイメージだと思いますが、その原因が上に挙げた脂肪利用の促進ですね!
有酸素運動では、長時間の運動をするために脂肪をエネルギー源とするため、有酸素運動を続けると脂肪の利用が促進されるのです。

その他にもスポーツをされている方なら嬉しいメリットがたくさんあります。
(種目によって必要な要素が変わるので全てのスポーツに適しているとは言い切れない)

骨・結合組織の適応

有酸素運動によって骨量の増加が見込むことができます。
また関節軟骨に負の影響を与える可能性は動物実験によって否定されています。

まとめ

長時間の運動である有酸素運動は、ダイエットしたい人が行うものだと思われている方もいるかもしれませんが、それは脂肪の利用効率が増大することが理由であり、その他にも心肺機能の強化や、エネルギー代謝能力の向上や骨量増加など、様々なメリットがあります!

無酸素性トレーニングだけでなく、有酸素トレーニングも取り入れてみてはいかがでしょうか?

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大阪江坂パーソナルコンディショニングジム
ARROWs
代表 西川朋希
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