食事バランスガイド〜なにをどれだけ食べればいいの?〜
こんにちは!
前回の投稿で「生活習慣病」について、健康な身体を手にいれるには生活習慣を健康な習慣へとシフトすることが大事だというお話をしました。
その中でも「運動」「栄養」「休養」プラス「飲酒・喫煙」という要素から考え、それぞれがバランスよく成り立つのが重要というお話でした。
今回はそんななかでも「栄養(食事)」について説明していきます!
食事バランスガイド
国は生活習慣病を減らしたいという施策をいろいろ打っています。
その中で食事面についての指針を表したものがあります。
それが「食事バランスガイド」(農林水産省)です!
食事バランスガイドは、一日になにをどれだけ食べたらいいのかをコマの形と料理のイラストで表現しています。
コマのイラストと実際の食事を見比べることで、何をどう組み合わせて食べたらバランスがよくなるのかを、ひと目で理解することができるように工夫されています。
食事バランスガイドは5つの料理グループに分かれています。
上から「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」となっており、上にある料理グループのものほどしっかり食べる必要があります。
どれかだけ欠けていたり、過剰に多く取り過ぎてもコマはバランスを崩して倒れてしまいます。
ではどれだけ摂取するのがいいのか。
食事バランスガイドでは「1つ」「2つ」…と「つ」という新しい単位で数えています。
これは食事バランスガイド独自の数え方です。
それぞれ細かく見ていきましょう!
主食
炭水化物がメインである、ご飯やパン、うどんなどですね
ごはんの「1つ」は、コンビニで打っているおにぎり1個分。パンの場合は、食パン1枚が「1つ」の目安。めん料理1人前は「2つ」に相当します。
1日5〜7つが目安となります。
副菜
副菜は野菜、きのこ、芋類、海藻類といったビタミン・ミネラルや食物繊維を摂取できる食物です。
副菜の目安となる「1つ」は、小鉢1皿分。
野菜の量が多い野菜炒めや芋の煮っころがしは、小鉢でなん皿分になるかを考え「2つ」「3つ」と数えましょう。
1日5〜6つが目安となります。
主菜
肉や魚、卵、大豆製品といったタンパク質がメインとなる食物類です。
主菜は、卵1個の料理や、納豆1パックなどが「1つ」。1人前の魚料理は「2つ」くらい。肉料理1人前は、「3つ」くらいになります。
1日3〜5つが目安となります。
牛乳・乳製品
牛乳、ヨーグルト、チーズといったカルシウムがメインとなる食物です。
牛乳1本分の量(200ml)は「2つ」です。ヨーグルトやチーズ1かけも「1つ」です。
1日2つが目安となります。
果物
ビタミンC、カリウムの供給源であるリンゴ、ミカン、スイカ、イチゴなどが含まれます。
果物は、みかんなどの小さい果物1個が「1つ」、りんごなどの大きい果物は半分で「1つ」となります。
1日2つが目安となります。
水・お茶
水やお茶といった水分は身体に欠かせないものであり、コマの軸として表されます。
まとめ
食事、栄養面のガイドラインとして農林水産省は「食事バランスガイド」というもので分かりやすく示しています。
個人によって違いもあるので、必ずしもこの考え方が適しているというわけはありません。
特に栄養面は研究も多く行われており、様々な考え方が存在します。
そんな中で1つ目安として捉えるなら、とてもオススメのガイドだと思います。
年齢や性別によって判断も少し変わるので、よくチェックするようにしてください。
そして外の情報を取り入れながらも、ご自身の身体としっかりと向き合ってベストを探してほしいと思います!