パフォーマンスピラミッド〜パフォーマンス向上の鍵〜

こんにちは!

みなさんパフォーマンスピラミッドって聞いたことありますか?
スポーツをされている方でもなかなか聞いたことがないかと思います。

トレーナーだけではなく選手やスタッフも知っているとトレーニングsやスポーツのパフォーマンスアップに役立つと思います!

今回はそんなパフォーマンスピラミッドについてご紹介します!

パフォーマンスピラミッドとは

パフォーマンスピラミッドとは、スポーツにおいてパフォーマンスを向上させるための考え方です。

上の画像を見てもらうとわかるように、「Movement」「Performance」「Skill」の3つがピラミッドのように3段になっています。

一番下にはMovementがあるのでコレが土台となっており、その上にPerformanceがあり、Skillが乗っかってきます。
つまりSkillを向上させるためにはPerfomanceのレベルを上げなければいけないし、そのためにはMovementのレベルを上げなければいけないということになります。

ここで「Movement」「Performance」「Skill」それぞれ3つがどのような要素か詳しく説明していきます。

Movement

一番下にあり基盤となっているMovementは主に「動作」「姿勢」といったところです。

そもそも正しい正常な動作ができるか柔軟性や関節の可動性がしっかりとしているか。
例えば痛みなく腕は上がるか、しゃがめるか、かがめるかなどです。

そして正しい「動作」を遂行するためには正しい「姿勢」でなければいけません。
姿勢が悪いとアライメントは崩れ、本来の関節面のズレなどから正しい動きができなくなります。

そうなると代償動作といって別の部位を無理やり動かすことになり、その部位が痛みや怪我の原因となるのです。
そのような状態でトレーニングを行っても良い結果を得ることはできず更に体を悪化させる可能性もあります。

そのためこのMovementが一番下の土台となっています。

Performance

Movementの上に乗るのが「Performance」です。

これはいわゆるトレーニングで向上させることができる部分です。
具体的には、筋力、持久力、柔軟性、平衡性、敏捷性などです。

正しい動作ができることが前提でトレーニングを行うことで初めて目的とする能力を向上させることができます。

筋力であればウエイトトレーニング、持久力であればランニング、柔軟性ならストレッチ系、平衡性ならバランストレーニングやコーディネーショントレーニング、敏捷性ならSAQといった具合に、目的に合わせてトレーニングをプログラムしていきます。

スクワットをしてどこかが痛くなったり、持久走をしてて腰が痛くなったりというのはMovementの部分でまだ出来ていないところがある可能性があります。

そして主にトレーナーとして役割はこの「Movement」と「Perfomance」の領域になります。

Skill

これはスポーツにおける専門技術です。

サッカーならドリブルやシュート、野球ならバッティングやピッチング、ラグビーならタックルやスクラムなどなど。

これらは専門スキルになるのでコーチの指導する役割になります。

しかしこれらの専門スキルを向上させるためにはフィジカル面でのレベルの向上が必要になります。
筋力は鍛えていないけどタックルが強くなりたい、肩周りの柔軟性はないけど速い球を投げたいというのは間違っているということです。

そのため Movementが基礎としてあって、Performanceを向上させてSkillが伸ばせるということにつながるのです。

このピラミッドのバランスが崩れた時は怪我のリスクが上がることになります。

まとめ

パフォーマンスピラミッドとはパフォーマンスを向上させるための考え方であり、基礎となるMovementの上にPerfomanceを鍛えてSkillのレベルを上げることができるということです。

どれかだけに偏るというのは怪我のリスクも上がってしまうので、何をしなければいけないのかという指針として捉えるのもいいかもしれませんね!

大阪江坂パーソナルコンディショニングジム
ARROWs
代表 西川朋希
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