新着記事
-
生活習慣病を予防しよう!〜日本の働き〜
こんにちは!
今日の健康ブームは右肩上がりに盛んになりつつあり嬉しい限りです!
またコロナの影響もあり運動や健康面への関心も高まってきていると思われます。今回はそんな体の健康について、数年前から問題視されている生活習慣病について説明しようと思います!
実は国や自治体が意外と動いていたりするのですよ!
生活習慣病予防と身体活動・運動
身体活動・運動分野における国民の健康づくりのための取り組みについては「健康づくりのための運動所要量」(平成元年)と「健康づくりのための運動指針」(平成5年)の策定を経て平成18年に「健康づくりのための運動基準2006」および「健康づくりのための運動指針2006」が策定されました。
厚生労働省は「健康日本21」の取り組みの一環として、これらを活用して、身体活動・運動の普及啓発活動を推進してきました。しかしこれらの策定から6年が経過し、身体活動に関する科学的知見が蓄積されたこと、平成25年から「健康日本21(第2次)」が開始されることから、新たな科学的知見に基づきこれらの改訂を行い、「健康づくりのための身体活動基準2013」と「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」を公表しました。
健康日本21(第2次)では「日常生活における歩数の増加」「運動習慣者の割合の増加」「住民が運動しやすいまちづくり・環境整備に取り組む自治体数の増加」の3点が身体活動に関する目標項目として取り上げられました。
また身体活動に関連する項目として「ロコモティブシンドロームを認知している国民の割合の増加」が挙げられました。健康づくりのための身体活動基準2013
健康日本21(第2次)で高齢者の健康に関する目標が設定されたことに伴い、18〜64歳に加え65歳以上の身体活動基準が設定されました。
18歳未満については、メタボリックシンドロームを含む循環器疾患・糖尿病・ガンなどの生活習慣病の発症およびこれらを起因とした死亡リスクや、ロコモティブシンドロームおよび認知症等をきたすリスク低減に関する身体活動の科学的根拠が十分に示されなかったため基準は設定されませんでした。18〜64歳の基準
①身体活動量の基準
強度が3メッツ以上の身体活動を23メッツ・時/週行う。
具体的には、歩行またはそれと道東以上の強度の身体活動を毎日60分行う。システマティックレビューで採択された日本人対象の3論文のメタ解析の結果、日本人の身体活動量の平均は15〜20メッツ/週であったが、この身体活動量では生活習慣病等および生活機能低下のリスクの低減を統計学的に確認できませんでした。
一方、身体活動量が22.5メッツ/週より多いものでは、これらのリスクが有意に低かったのです。②運動量の基準
強度が3メッツ以上の運動を4メッツ・時/週行う。
具体的には、息がはずみ汗を各程度の運動を毎週60分行う。システマティックレビューで採択された国内外の35論文のメタ解析の結果、運動量の基準は29メッツ・時/週以上であれば、生活習慣病等および活動機能低下のリスクの低減が可能であると言うこと示されたのです。
③体力の基準
現時点で、生活習慣病の発症リスクを停電する可能性について十分な科学的根拠が示された体力指標は全身持久力のみであります。
システマティックレビューで採択された日本人対象の論文のメタ解析等の結果、全身持久力が性・年代別の平均以上の群では、最も低い群に比べて、生活習慣病等のリスクが約40%低かったのです。このため体力(全身持久力)の基準値は性・年代別に以下の表の通りとなりました。
下に示す強度での運動を約3分間以上継続できた場合、基準を満たすと評価します。18〜39歳 40〜59歳 60〜69歳 男性 11.0メッツ 10.0メッツ 9.0メッツ 女性 9.5メッツ 8.5メッツ 7.5メッツ 全身持久力の基準 65歳以上の基準
強度を問わず、身体活動を10メッツ・時/週行う。
具体的には、横になったママや据わったままにならなければどんな動きでも良いので、身体活動を毎日40分行う。健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)
「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」では、「+10で健康寿命を延ばしましょう」のスローガンを掲げ、身体活動を10分延長するための活動指針を示しました。すなわち地域、職場で身体活動を10分増やすための行動がわかりやすく示されています。
まとめ
日本は寿命と健康寿命が右肩上がりに伸びていますがその間には約10年という溝があります。
この10年はいつまでも埋められず、いつの時代でも平均して10年は寝たきりの期間があるということです。
最終的にはそうならないようにどの世代にも健康であり続けるため国としての指針と言うのがあるのです。
生活習慣病を予防しいつまでも健康に生きることができれば楽しい人生が待っているでしょう! -
【HOPS】アスレティックトレーナーの評価
こんにちは!
今回はアスレティックトレーナーの評価の基本であるHOPSについてご紹介します!
そもそもアスレティックトレーナーとはスポーツ現場が主な活躍の場であります。
スポーツなどにおいて怪我などが発生した場合に1番に駆けつけて状況を把握しなければいけません。
その際に使われるのがHOPSという評価方法です。しかし一般の方においても怪我や身体の不調などに応用することも可能です!
アスレティックトレーナーの詳しい説明はコチラ
HOPSとは
HOPSとは問診(history)、視診(observation)、触診(palpation)、スペシャルテスト(special test)の英語の頭文字をとってできたものです。
HOPSはアスレティックトレーナーが評価において情報収集をすすめる基本手段とされています。
特に外傷障害を有する場合の検査・測定と評価において活用されることが多いです。ではそれぞれについて詳しく説明していきます。
問診(history)
問診では、既往歴、および症状などの現病歴と外傷障害の発生機序につつながる情報を収集します。
また競技者がおかれた状況なども掌握し、競技者をサポートする環境の掌握にも努めます。
問診により様々な病態の推測につながる情報を収集することができます。視診(observation)
視診では形態の分析とともに動作の分析を行います。
健側がが存在する場合には左右差を観察することで、競技者がかかえる問題の緒を見つけることができる場合もあります。
また外傷障害と関連がみられる動作などの観察から、身体機能障害の要因となっている状況を推測することができます。触診(palpation)
触診では、必要な身体形態のランドマークを基準に触診を進めます。
圧痛点、緊張感、腫脹、熱感を評価します。
実際に見ている部位を触診することで多くの情報を得ることができます。
触診部位の解剖学構造を説明できる必要があります。スペシャルテスト(special test)
一般的に整形外科学的テストと定義されることが多いです。
外傷障害の特徴をより正確に推測するプロセスです。
身体組成構造へのストレステストなど、損傷部位などの特定、確定診断につながる情報を得ます。
確定診断はスポーツドクターにおいてなされますが、アスレティックトレーナーにおいても、これらのお知識をもち多様なスペシャルテストの意義を掌握しアスレティックトレーナーの業務に活用します。まとめ
これらの検査・測定を活用し評価をすすめいくことがアスレティックトレーナーとして基本のHOPSです。
検査測定を実施する状況が外傷障害に対するものであるのか、あるいはコンディショニング状況を掌握するものであるのか、あるいは競技力向上や外傷障害の予防を目的としたウィークポイントの掌握であるのかという目的の相違により、検査・測定と評価の内容が異なることはあります。
しかしその一連のプロセスに大きな相違はありません。
機能評価に必要な検査測定の目的と意義その手法を習得し、必要に応じていつでも実施できるように準備しておく必要があります。最後に、トレーナーとして検査や評価を行いますが診断をすることはできません。
診断ができるのは医者だけです。
そのため「骨折です。」といった言い方はしてはいけません。トレーナーとしてすべきことは「骨折かもしれないので病院に行きましょう。」と言うことです。専門的な話になってしまいましたが何かの役に立てばと思います!