代謝ってなに??

こんにちは!

最近は夏本番で暑さも日に日に増してきていますね!
外を歩いているだけでも汗だくになります。。

よく汗をかく人を「代謝がいい」って表現したりしますよね?

でもそもそも代謝ってなんなのか?

実は代謝について知ることができればダイエットにも役立ちます!

今回はそんな代謝についてご紹介します!

代謝とは

まず代謝とはなんなのか。

代謝とは人間が生きていくために何かを取り入れたり何かを出したりという体内で起こる化学反応のことを指します。
例えば運動時にはエネルギーが必要となるので、ATP(アデノシン三リン酸)からリン酸(P)を1つ切り離してADP(アデノシン二リン酸)になります。
この際にエネルギーが発生し体を動かすことができます。
そしてADPをATPに合成するにあたって、酸素や糖質、脂質その他もろもろの栄養素などを合成してATPを合成し、またエネルギーの生成に使われます。

上の例も代謝の一例になります。
その他にも肌の代謝というのも聞いたことがあると思います。
同じように骨も代謝が起きています。実は骨は常に古い骨が破壊され新しい骨が合成されてという代謝が繰り返されています。
数ヶ月後には骨は全く新しいものになっているのです!

このように代謝とは生きていく上で体内で起こる必然の化学反応なのです。

よく聞く基礎代謝とは

ではダイエットをしている人ならよく聞くかもしれない「基礎代謝」とはなんなのか?

人は生きていくため、動くため、活動するためにはエネルギーが必要になります。
先ほど説明したようにこの際に代謝が発揮されています。
また動くと暑くなり汗をかきますよね。
これは運動時に起こる代謝によって熱エネルギーが発生しているからです。
それと同様に二酸化炭素も発生するので、運動すると呼吸が荒くなって体外に二酸化炭素を吐き出して酸素を摂取しようと働きます。

このように生命活動を行う際のエネルギーの消費を「エネルギー代謝」と呼びます。
1日当たりの消費エネルギー(消費カロリー)というのはこれのことです。

エネルギー代謝は大きく3つに分けられます。
基礎代謝、食事誘発性熱産生、活動代謝です!

基礎代謝とは全体のエネルギー代謝の約7割を閉めます。
基礎代謝とは何もしなくても生きているだけで消費するエネルギー量(カロリー量)です。
例えば基礎代謝は体組成計でも表示されるものが多いのですが、「1200kcal」と表示された場合、逆算すると1日の消費エネルギーは『1200÷0.7(70%)=1714』となり、約1700kcalが1日の消費エネルギーということが分かります。
おおよその1日の消費エネルギーが分かればダイエットとしてはほぼ答えが見えてくると思います。
1日の摂取エネルギーをそれ以下にするのが基本となりますよね。

そして基礎代謝の中でも多くを占めているのが筋肉のエネルギー代謝です。
筋肉があるというのはそれだけで基礎代謝がアップするのです。
これが痩せるためには筋肉が必要と言われる所以です。

次に食事誘発性熱産生です。
これは食事においてもエネルギー消費をしているということです。
具体的には消化と吸収です。
特にタンパク質は消化するにあたって30%もエネルギーを使われると言われています。
例えば100kcalのタンパク質を消化吸収するには30kcalエネルギーが必要になるということです。

最後に活動代謝です。
これが一番個人差があるところです。
これは身体活動(歩く、走る、座る、運動する、家事をするetc.)におけるエネルギー消費です。
1日何もしない人と毎日トレーニングを行うアスリートでは大幅に変わってきます。

まとめ

代謝とは生命維持のために起こる体内での化学反応を指します。

特にエネルギー代謝はダイエットにも応用できる理論になってきます。
大きく3つあり、基礎代謝、食事誘発性熱産生、活動代謝になります。

1日のエネルギー消費量を把握し、摂取カロリーを減らすのか、はたまた活動代謝を増やすのか、色々と取り組み方はあるということです。

「代謝」という言葉についてさらに深い話になると生理学的な面もあり難しくなってきます。
(私もほとんど分からない世界。。)

今回はエネルギー代謝という考え方から説明しました!!

大阪江坂パーソナルコンディショニングジム
ARROWs
代表 西川朋希
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