子供はいっぱい遊ばせるべき〜スキャモンの発達発育曲線〜

こんにちは!

東京オリンピック・パラリンピックが行われ、なんだかんだでスポーツの魅力に魅了される日々を送っています。

特に新種目のスケートボードなどでは10代の選手の活躍が注目されました!

素晴らしい限りです!

親御さんとしてもお子様に活躍してほしいと想いが芽生えて何か習い事をさせようかと考えたりもするのではないでしょうか?

このようにスポーツが盛り上がることは本当に嬉しい限りです!

そこで今回はよくある質問「子供の時に何をさせておけばいいですか?」についてご紹介しようと思います!

スキャモンの発達発育曲線から考える

スキャモンの発達発育曲線

子供の時に何をさせておくべきか、また専門的に種目をいつからさせるべきなのか、これについて「スキャモンの発達発育曲線」というものを参考に考えていきましょう!

スキャモンの発達発育曲線とは、人間が生まれてから20歳を100%(ピーク)とした際に成長を曲線的に見たものになります。
そして「一般型」「神経型」「生殖型」「リンパ型」の4つの分類についての曲線を表しています。

それぞれの説明が、、、

・一般型
身長や体重、筋肉、骨格など肉体的な成長を表しています。
生まれてすぐのタイミングと成長期である12歳以降に伸びが大きくなります。

・神経型
脳や脊髄、感覚神経、運動神経といった神経系の成長を表しています。
生まれてから10歳くらいまでに80〜90%の成長をみせます。

・生殖型
性別による生殖器や喉頭、乳房などといった身体的な成長を表しています。
思春期を境に急激に成長してきます。

・リンパ型
免疫の働きを持つリンパ系の発達を表します。
小さい時は免疫力は低いのですが、抵抗力が高くなり思春期ごろにピークとなり徐々に下がっていく形になります。

子供はいろいろ遊ばせるべき

子供のスポーツ能力を上げるためという観点からスキャモンの発達発育曲線から読み取れることは、「子供の時はいろいろいっぱい遊ばせるべき」ということです!

神経型に注目すると、10歳くらいまでに80〜90%成長をみせます。
幼稚園から小学校中学年というのは神経系は著しく発達し、この時期を「ゴールデンエイジ」とも呼ばれます!

この時期に1つのことしかしていないと、その能力だけが発達することになります。
逆にこの時期に色々なことに触れておくと後々いわゆる”運動神経が良い”とか”体の使い方が上手い”といった身体操作につながってきます。
石川遼選手や錦織圭選手や五郎丸選手なんかは子供の頃からめちゃくちゃサッカーが上手です。

ゴールデンエイジのタイミングで走る、跳ぶ、投げる、転がる、起きるなどなど色々な遊びをさせておくべきで神経系が発達する助けになります。

また子供の頃から筋トレをするべきかということもよくある疑問だと思います。

結論から言えばしても全然OKです。
ただ大人と同じ効果を期待することはできないかもです。

筋肉をつけたいという思いがあるのなら、思春期以降で効果は得やすくなります。
これは一般型における身体の発達が思春期以降に成長するからです。

特に男性はホルモンの関係上高校生以降は筋肉がつきやすくなります!

では子供の時に筋トレをするのは無意味かというと、そうではありません。
これを神経系の発達につながると考えれば、どのように筋肉を動かすのか、どうすれば重たいものを動かせるのか、など身体をうまく使うという神経系の発達は見込めます。

まとめ

子供の時にどのようなことをすればスポーツで活躍することができるのか?
それはいろいろいっぱい遊ばせるということです!

スキャモンの発達発育曲線から子供の時(ゴールデンエイジ)には神経系が急激に発達するため、このタイミングでいろいろな体の使い方を体験させておくべきです!

******************************************
大阪江坂パーソナルコンディショニングジム
ARROWs
代表 西川朋希
▶︎ホームページ
▶︎インスタグラム
******************************************