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生活習慣病を予防しよう!〜日本の働き〜
こんにちは!
今日の健康ブームは右肩上がりに盛んになりつつあり嬉しい限りです!
またコロナの影響もあり運動や健康面への関心も高まってきていると思われます。今回はそんな体の健康について、数年前から問題視されている生活習慣病について説明しようと思います!
実は国や自治体が意外と動いていたりするのですよ!
生活習慣病予防と身体活動・運動
身体活動・運動分野における国民の健康づくりのための取り組みについては「健康づくりのための運動所要量」(平成元年)と「健康づくりのための運動指針」(平成5年)の策定を経て平成18年に「健康づくりのための運動基準2006」および「健康づくりのための運動指針2006」が策定されました。
厚生労働省は「健康日本21」の取り組みの一環として、これらを活用して、身体活動・運動の普及啓発活動を推進してきました。しかしこれらの策定から6年が経過し、身体活動に関する科学的知見が蓄積されたこと、平成25年から「健康日本21(第2次)」が開始されることから、新たな科学的知見に基づきこれらの改訂を行い、「健康づくりのための身体活動基準2013」と「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」を公表しました。
健康日本21(第2次)では「日常生活における歩数の増加」「運動習慣者の割合の増加」「住民が運動しやすいまちづくり・環境整備に取り組む自治体数の増加」の3点が身体活動に関する目標項目として取り上げられました。
また身体活動に関連する項目として「ロコモティブシンドロームを認知している国民の割合の増加」が挙げられました。健康づくりのための身体活動基準2013
健康日本21(第2次)で高齢者の健康に関する目標が設定されたことに伴い、18〜64歳に加え65歳以上の身体活動基準が設定されました。
18歳未満については、メタボリックシンドロームを含む循環器疾患・糖尿病・ガンなどの生活習慣病の発症およびこれらを起因とした死亡リスクや、ロコモティブシンドロームおよび認知症等をきたすリスク低減に関する身体活動の科学的根拠が十分に示されなかったため基準は設定されませんでした。18〜64歳の基準
①身体活動量の基準
強度が3メッツ以上の身体活動を23メッツ・時/週行う。
具体的には、歩行またはそれと道東以上の強度の身体活動を毎日60分行う。システマティックレビューで採択された日本人対象の3論文のメタ解析の結果、日本人の身体活動量の平均は15〜20メッツ/週であったが、この身体活動量では生活習慣病等および生活機能低下のリスクの低減を統計学的に確認できませんでした。
一方、身体活動量が22.5メッツ/週より多いものでは、これらのリスクが有意に低かったのです。②運動量の基準
強度が3メッツ以上の運動を4メッツ・時/週行う。
具体的には、息がはずみ汗を各程度の運動を毎週60分行う。システマティックレビューで採択された国内外の35論文のメタ解析の結果、運動量の基準は29メッツ・時/週以上であれば、生活習慣病等および活動機能低下のリスクの低減が可能であると言うこと示されたのです。
③体力の基準
現時点で、生活習慣病の発症リスクを停電する可能性について十分な科学的根拠が示された体力指標は全身持久力のみであります。
システマティックレビューで採択された日本人対象の論文のメタ解析等の結果、全身持久力が性・年代別の平均以上の群では、最も低い群に比べて、生活習慣病等のリスクが約40%低かったのです。このため体力(全身持久力)の基準値は性・年代別に以下の表の通りとなりました。
下に示す強度での運動を約3分間以上継続できた場合、基準を満たすと評価します。18〜39歳 40〜59歳 60〜69歳 男性 11.0メッツ 10.0メッツ 9.0メッツ 女性 9.5メッツ 8.5メッツ 7.5メッツ 全身持久力の基準 65歳以上の基準
強度を問わず、身体活動を10メッツ・時/週行う。
具体的には、横になったママや据わったままにならなければどんな動きでも良いので、身体活動を毎日40分行う。健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)
「健康づくりのための身体活動指針(アクティブガイド)」では、「+10で健康寿命を延ばしましょう」のスローガンを掲げ、身体活動を10分延長するための活動指針を示しました。すなわち地域、職場で身体活動を10分増やすための行動がわかりやすく示されています。
まとめ
日本は寿命と健康寿命が右肩上がりに伸びていますがその間には約10年という溝があります。
この10年はいつまでも埋められず、いつの時代でも平均して10年は寝たきりの期間があるということです。
最終的にはそうならないようにどの世代にも健康であり続けるため国としての指針と言うのがあるのです。
生活習慣病を予防しいつまでも健康に生きることができれば楽しい人生が待っているでしょう! -
【HOPS】アスレティックトレーナーの評価
こんにちは!
今回はアスレティックトレーナーの評価の基本であるHOPSについてご紹介します!
そもそもアスレティックトレーナーとはスポーツ現場が主な活躍の場であります。
スポーツなどにおいて怪我などが発生した場合に1番に駆けつけて状況を把握しなければいけません。
その際に使われるのがHOPSという評価方法です。しかし一般の方においても怪我や身体の不調などに応用することも可能です!
アスレティックトレーナーの詳しい説明はコチラ
HOPSとは
HOPSとは問診(history)、視診(observation)、触診(palpation)、スペシャルテスト(special test)の英語の頭文字をとってできたものです。
HOPSはアスレティックトレーナーが評価において情報収集をすすめる基本手段とされています。
特に外傷障害を有する場合の検査・測定と評価において活用されることが多いです。ではそれぞれについて詳しく説明していきます。
問診(history)
問診では、既往歴、および症状などの現病歴と外傷障害の発生機序につつながる情報を収集します。
また競技者がおかれた状況なども掌握し、競技者をサポートする環境の掌握にも努めます。
問診により様々な病態の推測につながる情報を収集することができます。視診(observation)
視診では形態の分析とともに動作の分析を行います。
健側がが存在する場合には左右差を観察することで、競技者がかかえる問題の緒を見つけることができる場合もあります。
また外傷障害と関連がみられる動作などの観察から、身体機能障害の要因となっている状況を推測することができます。触診(palpation)
触診では、必要な身体形態のランドマークを基準に触診を進めます。
圧痛点、緊張感、腫脹、熱感を評価します。
実際に見ている部位を触診することで多くの情報を得ることができます。
触診部位の解剖学構造を説明できる必要があります。スペシャルテスト(special test)
一般的に整形外科学的テストと定義されることが多いです。
外傷障害の特徴をより正確に推測するプロセスです。
身体組成構造へのストレステストなど、損傷部位などの特定、確定診断につながる情報を得ます。
確定診断はスポーツドクターにおいてなされますが、アスレティックトレーナーにおいても、これらのお知識をもち多様なスペシャルテストの意義を掌握しアスレティックトレーナーの業務に活用します。まとめ
これらの検査・測定を活用し評価をすすめいくことがアスレティックトレーナーとして基本のHOPSです。
検査測定を実施する状況が外傷障害に対するものであるのか、あるいはコンディショニング状況を掌握するものであるのか、あるいは競技力向上や外傷障害の予防を目的としたウィークポイントの掌握であるのかという目的の相違により、検査・測定と評価の内容が異なることはあります。
しかしその一連のプロセスに大きな相違はありません。
機能評価に必要な検査測定の目的と意義その手法を習得し、必要に応じていつでも実施できるように準備しておく必要があります。最後に、トレーナーとして検査や評価を行いますが診断をすることはできません。
診断ができるのは医者だけです。
そのため「骨折です。」といった言い方はしてはいけません。トレーナーとしてすべきことは「骨折かもしれないので病院に行きましょう。」と言うことです。専門的な話になってしまいましたが何かの役に立てばと思います!
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ウォーミングアップの重要性
こんにちは!
暑い真夏も過ぎ少しずつ涼しくなってきましたね。
秋になるとやっぱり運動に適した季節ですよね!
外を走るにも家で筋トレするにも気持ちよくできる気温ですね!!そんなスポーツの秋ですがコロナウイルスの影響で身体がかなり鈍っているのではないでしょうか?
そのような状態からいきなり運動をすると身体は急な負荷に耐えられず体調を崩してしまうことになります。
最悪の場合は怪我をする恐れもあります。そんな時に必ず行って欲しいのがウォーミングアップです!
昔から体育の授業の最初や部活の最初はウォーミングアップを行いますよね。
でも実際にウォーミングアップがどれだけ重要でなんでやらなければいけないのかよく分からないですよね。今回はそんなウォーミングアップについて、運動を行う前に行う重要性について説明します!
ウォーミングアップってストレッチすればいいんでしょ?と思っている方は、まずはストレッチの基本からお読みください!
ウォーミングアップとは
ウォーミングアップとは身体を安静状態から運動状態に無理なく速やかに適応させるための運動です。
運動を行う際には体の状態や競技に応じてウォーミングアップを行い、筋肉や関節などの運動器や呼吸循環形、代謝系などの内科的な自己の予防に努めなければいけません。ウォーミングアップの目的
ウォーミングアップとは言葉の通り体を暖める、すなわち体温(筋温)を高めることによって筋肉の働きを活発にし、身体各部を運動に適した良好な状態にすることです。
そこでウォーミングアップの主な目的についてそれぞれ説明します。①運動中の事故・障害の予防
安静状態から急に体を動かすと、体の諸機能に無理や負担がかかり、事故や傷害を発生する恐れがあります。
健康づくりのために運動を行おうとして事故や怪我をしてしまったのでは逆効果です。
主運動の特徴、起こりやすい事故や傷害、運動実施者の特製に応じて適切なウォーミングアップを行うことで、運動による外傷や障害、内科的事故の発生を予防することが出来ます。②主運動のパフォーマンスの向上
ウォーミングアップによって筋温を高めることで、発揮できる筋力の増加や、筋・腱の年生の低下すなわち柔軟性の増加を促す、その結果、身体を動かしやすくなり、運動のパフォーマンスが高まることにつながります。
③主運動に向けての心身の準備
安静な状態から徐々に体を動かしてウォーミングアップしていくことは、主運動に向けての身体的な準備を整えるだけでなく、心理的にも準備状態をつくり、運動への意欲や集中力を喚起させることが出来ます。
④体調の把握
主運動を行う前のウォーミングアップを通して、自分の健康状態や体の調子を知ることが出来ます。
この時点でなんらかの異常や徴候がある場合は運動を中止することも大事なことです。ウォーミングアップの効果
ウォーミングアップによって体の諸器官の働きが亢進することで、次に行う主運動で発揮される能力や成績が高まる効果があることが確認されています。
体温を高めるとともにストレッチングや関節をほぐす運動を行うことで、筋肉や腱の柔軟性が増し、関節可動域が拡大すると、肉離れや腱断裂などの組織の損傷に対する閾値を高め、障害を予防することにつながります。
体温上昇は神経からの信号伝達速度を速め、反応時間を短くする効果も期待できます。
また血液の温度上昇と血流量の増加により、活動筋での酸素摂取効率を高めて、持久力を向上させる効果もあります。
さらにウォーミングアップを行うことで、主運動を始める時点での心拍数、換気量、酸素摂取量が速やかに上昇し、運動開始時の酸素不足から来る乳酸の蓄積を少なくすることができます。
ウォーミングアップ実施場の注意
ウォーミングアップにはちゃんとした目的とそれに伴った効果があるということが分かったかと思います。
しかし実際に行うには注意点もあります!①環境条件に応じて時間・方法・内容を決める
ウォーミングアップでは対応んを上昇させることが重要であります。
そのため季節や時間帯、運動場所によって環境条件が異なることを考慮し、時間、方法、内容を工夫する必要があります。
例えば夏か冬か、室内か屋外か、によってやり方は変わってきます。②主運動に応じた内容を行う
主運動の種類によって、よく使われる身体部位や障害を発生しやすい部位は異なります。
そのためウォーミングアップではそれらを考慮し、主運動で負担のかかりやすい部位の柔軟性を高めるためのストレッチや筋力強化運動を取り入れることが必要になります。③運動強度は漸増させる
安静状態だった身体を動かすときは、負担の少ない弱い強度の運動から始めて、徐々に強度を上げていく、柔軟性をますためには体操やストレッチも始めは狭い可動域で行い、段階的に可動域を広げていくようにした方がいいです。
まとめ
学生時代はなんとなくこなしていた体操やストレッチといったウォーミングアップも怪我の予防やパフォーマンスアップには重要なことだというのが分かったと思います。
特に年齢を重ねると加齢とともに体も衰えていきます。
昔のように全力で運動するにあたってもそれ相当の準備をすることがフィットネスライフを長く続けるには必要なことです。方法などはインスタブラムにも上げているのででひチェックしてみてください!!
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【お知らせ】料金・コースの変更
こんにちは!
ARROWsは9月に1周年を迎えることが出来ました!!
これも普段お世話になっている皆様方のおかげです!!これを機に一点変更がございます!
【料金・コース】を一部変更いたしました!
以下詳細になります。
<初回体験>
60分 ¥3,000-
<パーソナルトレーニング>
60分×1回 ¥7,500-
60分×4回/月 ¥29,200-(7,300/1回)
60分×6回/月 ¥42,900-(7,150/1回)
60分×8回/月 ¥56,000-(7,000/1回)
<学生コース>
60分 ¥2,500-●変更点
・「ボディメイクコース」、「パフォーマンスアップコース」を「パーソナルトレーニング」に統一
※パーソナルトレーニングセッション自体の料金に変更はございません
・「ボディメンテナンスコース」(30分コース)の廃止
・「ダイエットコース」の廃止「料金・コース」のご確認はコチラから!!
今後もARROWsをよろしくお願い致します!!
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アスレティックトレーナーとは?
こんにちは!
夏も真っ盛りで老若男女問わずボディメイクやシェイプアップに火が付く季節になりましたね!
最近ではトレーニングによってボディメイクを行うという流行があるのかなと思います。
少し前まではダイエット=体重が少ないだけでしたが、筋肉もつけてメリハリのあるボディを求める人が増えてきているなと感じます。そこでジムに通ったりパーソナルトレーニングジムに通ったりという人が多いのではないでしょうか?
そこで教えてくれる人がいわゆる「トレーナー」と言われる人たちです。
ではそのトレーナーとはどういったものなのか?
どんな人たちが行っているのか?
たくさんの人がいて良くわからないですよね。現在の日本においてトレーナーという明確な資格はありません。
一般の方やアスリートを問わずでいうと「パーソナルトレーナー 」や「ストレングス&コンディショニング(S&C)トレーナー」、「アスレティックトレーナー」、そのほかにも「鍼灸師」、「柔道整復師」、「理学療法士」といった国家資格を活かしてトレーナーをされている方もたくさんいらっしゃいます。最初の3つのトレーナーについては資格はありますが国家資格ではなくあくまで民間の資格しかありません。
特にパーソナルトレーナーという資格はかなり曖昧になります。そのため資格を持っていない人でも「パーソナルトレーナー」と名乗ることができてしまうのです。
トレーニング関係の資格だとアメリカのトレーニング団体が発行しているNSCA-CPT、NESTA、NASMなど、日本だと日本トレーニング協会が発行しているJATI-ATIなどといった資格が参考となります。
トレーニングに関してはアスリートやチームのトレーナーとして帯同するS&Cトレーナーとして活かせるのがNSCA-CSCSやJATI-ATIという資格があります。
そしてアスレティックトレーナーという資格に関しては日本スポーツ協会公認(前の日本体育協会)のアスレティックトレーナーというものがあります。
今回はこのアスレティックトレーナーというものについて説明します!
アスレティックトレーナーとは?
アスレティックトレーナーとは日本スポーツ協会(前の日本体育協会)公認の資格であります。
この資格は設立にあたり文部科学省の事業認定もされている信頼度の高い資格になります。アスレティックトレーナーはスポーツ指導者として競技者の健康管理、外傷・障害予防、スポーツ外傷・障害の救急処置、アスレティックリハビリテーション、体力トレーニング及びコンディショニングの役割を公認された者とされています。
アメリカにおいてはNATA(National Athletic Training Association)という団体において発行されており、国家資格として位置付けられており準医療従事者とされています。
イメージがつきやすく簡単にいうと、テーピングを巻いたり、リハビリを行ったり、プレー中に怪我した際に応急処置をしたりする人です。
(もちろんもっとやることはあります!)現在日本においては約4000人程がアスレティックトレーナーとして認定されています。
資格試験は毎年1回行われ、筆記試験と実技試験を行います。
毎年合格率は約20%ぐらいとなっています。アスレティックトレーナーの役割
ではアスレティックトレーナーとは具体的にどのようなことを行う人たちなのか?
アスレティックトレーナーの7つの役割というものがあるので1つずつ説明していきます。
スポーツ外傷・障害の予防
スポーツの外傷・障害の予防を行うためには、傷害発生の原因となる要因を把握して、競技者の有する傷害発生要因の影響を出来る限り少なくするような改善策を検討することが必要となります。
特定の筋力が不足していたり、左右の筋力のバランスが悪い、柔軟性が低下している、フォームが適切でない、シューズが合っていないなど生涯発生の原因となる問題点を見つけ出し、改善することが傷害の予防には重要となります。
アスレティックトレーナーは必要に応じて競技者に必要な予防対策を検討するために測定評価し、これに基づいて適切なコンディショニングの方法をアドバイスしたり、基礎体力づくりの基本である、筋力、柔軟性、持久性、敏捷性向上のプログラムを作成実施したりします。スポーツ現場における救急処置
アスレティックトレーナーは、スポーツ医科学チームのメンバーとして傷害が発生した時点で最もその現場に近いところにいます。そのため傷害を正しく評価できる能力が必要になりますし、それに対して適切な救急処置ができなくてはなりません。
そして傷害を受けた競技者をドクターのもとに送り、正確な診断を受けさせ、治療プログラムや傷害を悪化させないための保護の方法についてドクターから指示を受けることがあります。アスレティックリハビリテーション
競技者の傷害後のリハビリテーションは、日常生活へ復帰を目標としたメディカルリハビリテーションとは異なり、その目標は専門的な競技活動への復帰です。
そのためアスレティックトレーナーは競技活動を行うためのハイレベルの身体機能を回復させなければいけません。
障害の種類、回復状態、などに合わせて種々の運動療法のテクニックを用いて関節可動域、筋力、筋持久力、全身持久力などの回復のためのリハビリテーションを指導し、競技者の競技復帰の可否の決定権をもつドクターに大して、アスレティックトレーナーの立場からアドバイスをすることも重要な仕事となります。コンディショニング
より高い競技能力の発揮に必要なすべての要因を望ましい状態に整える働きかけを行います。
コンディションを評価しプログラムを作成、実施、管理を行います。
その中にはトレーニング計画や外傷・傷害予防、疲労回復、種目特性を考慮したプログラムの立案が必要となります。測定と評価
外傷・傷害の予防、救急処置、アスレティックリハビリテーション、コンディショニングで必要な検査、測定、評価を行います。
具体的には学生時代に行う身体測定や体力測定も含まれますし、怪我の状態、や競技に必要な能力を測定したりもします。健康管理と組織運営
スポーツ組織内での健康管理に関する各種データの収集と管理、および各スタッフ間との連携体制の確率と組織運営を行います。
教育的指導
チーム、スタッフ、競技者らに対して健康管理に関する情報提供と教育を行い、医科学スタッフの立場としてカウンセリングおよびそれらに対する適切なアドバイスを行います。
特に競技者に対して健康管理に関する教育的指導は重要となります。まとめ
トレーナーといっても明確な資格や定義はありませんが、今日のスポーツ界においてアスレティックトレーナーやS&Cトレーナー、治療家と言われる鍼灸師や柔道整復師、理学療法士など様々な形で働いています。
特にアスレティックトレーナーというのはどのようなものかわかりにくいのですが、アメリカでは準医療従事者として国家資格に認められています。
日本においてもアスレティックトレーナーの数も増えつつあり、アスリートやスポーツ愛好家などの健康管理、パフォーマンスアップ、怪我の予防などと関わっています。アスレティックトレーナーの業務内容も多岐にわたりその分様々な知識も必要となります。
ぜひアスレティックトレーナー、名前だけでも覚えて帰ってください!!
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【食べて良いの?良くないの?】脂肪のお話
こんにちは!
前回、前々回とタンパク質、糖質のお話をしてきました。
今回は3大栄養素の最後の1つ、「脂質」についてご紹介します!脂質と聞くと食べてはいけないものの代表のようなイメージがあるのではないでしょうか?
最近の研究では脂質を摂ることによる健康効果はたくさん発表されています!それでもまだまだ脂肪を摂ると太るんじゃないの?と思われるでしょう。
ではそもそも脂質とはなんなのか?なぜ太ると言われるのか。
今回は脂質についてご紹介していきます!すべての栄養素の基本についてはコチラをご覧ください!
脂質とは
脂質とは3大栄養素のうちの1つです。
残りの2つは以前のブログでも紹介したタンパク質と炭水化物です。これらの3つの栄養素は身体のエネルギー源となります。
そのためカロリーが存在します。
糖質1gは4kcal、タンパク質1gは4kcal、脂質は1gで9kcalあります。
これが脂質が太ると言われてしまう1つの大きな理由だと思います。しかしカロリーがあるということはヒトの身体には必要なものであるともいえます。
脂質の主な役割は、
・エネルギー源になる
・体をつくる細胞の構成成分になる(細胞膜はあぶらでできている)
・貯蔵脂肪として蓄えられ体温の放散を防ぐ
・脂溶性ビタミンの吸収を良くする
・ステロイドホルモンになる
などなどたくさんあります。つまり脂質は摂らないほうがいい栄養素とは言えないことは分かるかと思います。
一般的には1日の摂取カロリーの割合として、約50%が炭水化物、約25%がタンパク質、約25%が脂質というのが理想と言われています。(もちろん個人によって違いはあります)脂質の分類
脂質はまず大きく3つに分類されます。
それが単純脂質、複合脂質、誘導脂質というものです。単純脂質とは脂肪酸とアルコールが結合したもので中性脂肪など食品中の脂質の主成分となるものです。
複合脂質とは単純脂質にリン酸や糖などが結合したものでリン脂質や糖脂質など生体膜の構成成分として存在します。
誘導脂質とは単純脂質や複合脂質が加水分解したものでコレステロールと呼ばれホルモンや胆汁酸の成分として存在します。一番身近なものとしては食品として摂取する中性脂肪です。
中性脂肪とはトリアシルグリセロールやトリグリセリドなどと呼ばれ、1つのグリセリンと3つの脂肪酸が結合してできています。そしてこの脂肪酸が大きく3つに分類されます。
それが短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸です。
最近の健康食品ブームの中でも耳にしたことがあるかもしれませんね。これらは脂肪酸を構成している炭素の数により分類されています。
炭素数が少ないほど(短鎖脂肪酸)水に溶けやすく多いほど(長鎖脂肪酸)水に溶けにくいです。また脂肪酸の原子の結合構造によって、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸に分類されます。
これもなんとなく聞いたことがあるかもしれません。飽和脂肪酸とは肉系やバターなど動物性油脂に多く、血流を流れにくくする特徴があります。
これが脂肪が不健康なものだと思わせるもう1つの理由です。
しかし不飽和脂肪酸は最近では健康ブームでも注目度が高いです。
不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸(n-9系)、n-6系、n-3系などの種類があります。
n-9系の脂肪酸はオレイン酸という種類で代表的なものがオリーブオイルです。
悪玉コレステロールを減らしたり、胃酸の分泌を調整したり、便秘の予防などの特徴があります。
n-6系の脂肪酸はリノール酸やアラキドン酸という種類があります。
この脂肪酸の特徴としては血中コレステロールを減らしたり、血圧を下げたりといった働きがあります。
n-3系にはα-リノレン酸、EPA、DHAなどの種類があります。
α-リノレン酸とはアマニ油やエゴマ油などに多く含まれています。ガンの発生を抑制したり、血圧を下げたり、血流の流れを改善したりする特徴があります。
EPAとDHAは魚に含まれる油として有名です。
これらは血液をサラサラにしてくれたり、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やしたり、脳や神経組織の機能を高めたり様々な有効な特徴があります。
これが魚を食べると頭が良くなると言われる所以です!トランス脂肪酸
ここで新たな種類の脂肪酸を紹介します。
それが「トランス脂肪酸」です。不飽和脂肪酸にはシス型とトランス型という2つの種類があるのですが、自然界に存在するほとんどがシス型でトランス型はごくわずかなのです。
しかしトランス脂肪酸は人工的に作ることができます。
それが植物油に水素を添加して硬化したマーガリンやファットスプレッド、ショートニングなどです。トランス脂肪酸は冠動脈疾患のリスク上昇、悪玉コレステロールの増加、善玉コレステロールの減少などを引き起こすと言われています。
アメリカの一部では食品にトランス脂肪酸を使用することを禁止しているところもあるくらいです!
まとめ
脂質=悪者と思われていた時代が長く続いていましたが、最近はメディアでも良い脂肪もあるというのが目につきます。
脂質にもいくつか種類があるので選別する必要がありますが、不飽和脂肪酸は健康の増進に役立つという研究結果もたくさんあります。もちろん何事も摂りすぎは良くないですが、良質な油や魚を積極的に食べるのは健康面においてもGOODです!
特に筋トレ界においても血液をサラサラにしてくれるEPAなどは注目されたりしてますしね!ぜひ脂質が悪という概念は捨てて上手く食べるように参考にしてください!!
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【ダイエットの敵!?】糖質の話
こんにちは!
前回の記事で筋トレ好きには好物のタンパク質のお話をしました。
今回は糖質(炭水化物)についてのお話をしたいと思います!糖質と聞くとダイエットをしている方には「糖質カット」「糖質制限ダイエット」といったマイナスなイメージがあるのではないかなと思います。
では糖質=太るという認識で本当に正しいのか?
そもそも糖質ってどのような栄養素なのか?ダイエットだけでなく全ての人が食事において大きな課題であると思われる糖質についてご紹介します!
すべての栄養素の基本はコチラをご覧ください!
糖質とは
メディアでもよく取り上げられる「糖質」について説明します。
そもそも糖質から説明するのが少し筋違いです。まず栄養素は大きく5つに分かれ5大栄養素と呼ばれます。
その5つのなかでもエネルギー(カロリー)を持つものを3大栄養素と呼び、「炭水化物」「タンパク質」「脂質」の3つの栄養素を指します。では糖質とはどこにあるのか?
それは炭水化物を大きく2つに分けた時に「糖質」と「食物繊維」に分類されます。炭水化物は人間にとって主要なエネルギー源であります。
1日に摂取するエネルギーの50〜65%を炭水化物からとる必要があるとも言われています。
糖質は炭水化物のうち消化されエネルギーになるものであり、食物繊維は消化酵素では消化されずエネルギーになりにくいのです。
そのため食物繊維は消化されず腸内を抜けていくので便秘解消などに効果的と言われるのです。最近の栄養成分表示には糖質と食物繊維が別に書かれている物が増えてきました。
ぜひチェックしてみてください!炭水化物の分類
炭水化物は消化されやすいかどうかで糖質と食物繊維に分けられます。
糖質はさらにいくつかに分類されます。
大きく分けて「単糖類」「少糖類」「多糖類」に分類されます。単糖類はブドウ糖、果糖、ガラクトースという種類があります。
少糖類は単糖が2〜10分子程結合したもので、2分子が結合したものを二糖類と呼びます。
二糖類はショ糖、麦芽糖、乳糖があります。ショ糖というのはブドウ糖+加糖でできておりこれが砂糖なのです。
二糖類以外の少糖類にはオリゴ糖があります。
オリゴ糖もよくお菓子のCMなどで聞くかと思いますが、消化されにくくエネルギーになりにくい特性があります。また腸内環境の改善効果もあります!多糖類は単糖類が多数結合した高分子化合物です。
多糖類にはでんぷん、グリコーゲン、食物繊維があります。
でんぷんは芋に多いイメージがあるかと思います。実際に植物がエネルギーを貯蔵する際の形がでんぷんなのです。
それに対して動物はグリコーゲンという形でエネルギーを貯蔵しています。人間も筋肉と肝臓にグリコーゲンとしてエネルギーを貯蔵しています。食物繊維は多糖類にも分類されます。
消化酵素では消化されずエネルギーになりにくい成分の総称です。
食物繊維もさらに2つに分類されます。
それは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維です。
字の通り水に溶けるものと溶けないもので分けられます。
食物繊維の主な働きとしては排便促進、生活習慣病の予防、有害物質の排泄促進など嬉しい効果があるためぜひ摂りたいものです!
食物繊維が豊富なものとしては果実、海藻、こんにゃく、穀類、豆類、野菜などなどたくさんあります!炭水化物の代謝
炭水化物は様々な分類がありそれぞれによって成り立っているということがわかったかなと思います。
では炭水化物が口から入り、消化され吸収されエネルギーになるにはどのような流れがあるのか?
もっといえばなぜ炭水化物は太るのかというのを紐解いていきます!まず炭水化物は口→胃→十二指腸→小腸という流れの中で消化されていきブドウ糖など吸収されやすい単糖に分解されます。
そして腸内で吸収され肝臓に運ばれます。さらには筋肉にも運ばれそれぞれグリコーゲンという形を作りエネルギー源として貯蔵されます。
糖質はヒトにとって主要なエネルギー源であるので血流に乗って脳などの各組織に運ばれていきます。しかし肝臓と筋肉に蓄えられる糖質には限界があります。
では摂取しすぎた糖質はどこにいくのか?
それが脂肪という形に変換され蓄えられるのです!!
しかも脂肪は肝臓や筋肉と違い無限に溜め込むことができます。
これが太る仕組みです!!まとめ
糖質とは炭水化物のなかでもエネルギー源となる物質です。
ヒトが生きていくには必ずエネルギーというのは必要であり、糖質は主要なエネルギー源となります。
そのため糖質カットというのはエネルギー源を無くすことになります。
そうなると体は飢餓状態と判断しさらに痩せにくくなります。エネルギー源となる糖質はしっかり摂って運動して代謝を促すのが一番の健康法です!
しかし急激に糖質を摂取すると脂肪に変換され肥満になる原因になるので食べ過ぎには注意しましょう!
自分にとってどれくらいがいいのか試しながら食事を楽しみましょう!